ブラック ホワイト

「ポケットモンスター ブラック ホワイト」の「イッシュ地方」の「イッシュ」とは、「一種類」の「イッシュ」

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 任天堂の公式サイトに、社長が訊く「ポケットモンスター ブラック ホワイト」のコンテンツが追加され、株式会社ポケモンの社長の石原恒和氏、ゲームフリークの増田順一氏、ゲームフリークの杉森建氏のインタビュー記事が公開されました。

 この中で、「ポケットモンスター ブラック ホワイト」の「イッシュ地方」の「イッシュ」とは、「一種類」の「イッシュ」のことであるなど、「ポケットモンスター ブラック ホワイト」の開発裏話的なことや、ポケットモンスターシリーズ全般についての考えなどがコメントされています。

 社長が訊く「ポケットモンスター ブラック ホワイト」では、次のようなことがコメントされています。

・ 今回は、同じDSというハードで2作目の完全新作になるので、同じ見せ方をしたのでは、また同じものになってしまうという危惧があり、ポケモンの長い歴史で積み重ねて来た作法とルールを見直すことにした
・ ポケモンを「卒業」されないものにするための1つの施策として、漢字での表示モードを入れた
・ 「ポケットモンスター ブラック ホワイト」は、過去の「完全新作」の中でも「完全新作度」が高く、作り方自体が完全新作

・ イッシュ地方のモチーフはニューヨーク
・ ニューヨークをモデルにしたのは、大きく変えたいという気持ちが大きかったから
・ また、カントー(関東)、ジョウト(関西)、ホウエン(九州)、シンオウ(北海道)というポケモンの舞台になった順番で、過去にポケモンのコンサートを行ったが、もう一度出来るとしたらどこがいいかということを考えて、マンハッタンにはミュージカルやオペラを楽しめる有名な劇場がたくさんあることもあり、ニューヨークにした

・ イッシュ地方のマップは、六角形のイメージで、ニューヨークのマンハッタンを中央に置き、両サイドに町や自然など含めて、それぞれを六角形でつなげていくイメージ
・ これにより、過去のシリーズの(マップが複雑で)子供がクリア出来ないという反省点を踏まえ、直線的に冒険出来るようにしたいという想いを実現させることも出来る
・ イッシュ地方の「イッシュ」とは、「一種類」の「イッシュ」
・ イッシュ地方は、ポケモンも人も人種も関係なく、それが全部集まって「多種」になっているので、「多種」でも遠くから見たときに1種類に見えるような地方である、ということから「イッシュ」と名付けた

・ 「ポケットモンスター ブラック ホワイト」の新ポケモンのデザインは、17人で作成
・ ポケモンのデザインは、グラフィックデザイナーが全員参加することになっていて、これは毎回同じ
・ 「ポケットモンスター 赤 緑」のときは、10人弱で作成した
・ 作成ポケモンのデザインは、最終的に杉森建氏がイラストに起こすことにより、ポケモンというものの枠の中にはめるという感じで作成する
・ 杉森建氏は、最終的な公式イラストを全部描いている
・ また、ドット絵に起こす前の段階で、三面図に起こす作業も杉森建氏が担当している(このページの最後の方に、「ポケットモンスター ブラック ホワイト」の最初の3匹の三面図あり)

・ PGLなどでパソコンにつなげようとしたのは、DSで遊んでいないときでも「ポケットモンスター ブラック ホワイト」を楽しんで欲しいと思ったからで、そのためにはパソコンというツールがコミュニケーションをするのに最適だと思ったから
・ また、ポケモンの次のステージとしてもアリだと考えたから

・ 「ポケットモンスター ブラック ホワイト」の他のプレイヤーとのバトルや交換は、まず赤外線でつないで、そのあとにワイヤレス通信に切り換える仕組みになっていて、そうすることでDSのバッテリーの消耗がかなり防げる

・ 「Cギア」は、これまでのシリーズで登場した「ギア」と違い、ゲーム内の主人公が身につけているものという設定ではなく、ゲームのプレイヤーのものであるという設定になっている
・ これにより、フィールド上どこにいても「Cギア」でポケモンの交換が行えるというような設定が出来るようになった

・ ポケットモンスターシリーズは、博士の口上で始まるというのが意外と大事だと思っていて、変えないで大事にしている
・ ポケットモンスターシリーズのベースは、「ひと夏の虫取り少年の物語」のようなもので、超能力者のようなすごい少年とかではなく、普通の少年が虫取りの延長をしながら、ちょっと成長するというような話が、日本の一部分くらいのスケールで展開していくというのがポケットモンスターシリーズのベース
・ よって、キャラクターデザインもファンタジーの方向に行かないというか、地に足がしっかりついていて、現実の世界との地続き感を大事にしている

・ 「ポケットモンスター ブラック ホワイト」は、物語の途中で大きな橋を渡ることになっていて、その手前までは、今までの世界とあまり変わらず、看板があって、ここは何という名前の街だということがまず分かって、図鑑がどういうものであるとか、ジムがあるとか、ポケモンセンターがあるとかということを順序立てて説明していくようになっていて、橋を渡った後は、ちょっと開放的になって、「あとは好きに遊んでください」という感じになっている

・ ポケットモンスターシリーズの世界観的に大事にしているものは、「ラブ&ピース」な感じで、「電車に乗っても、優先席がないとお年寄りに席を譲らない」みたいな世界にはしたくない

・ 「ポケットモンスター ブラック ホワイト」のシナリオをまとめたのはゲームフリークの松宮稔展(としのぶ)氏で、松宮稔展氏は「ポケットモンスター 金 銀」以降のポケモンのシナリオやキャラクター設定を担当している

 社長が訊く「ポケットモンスター ブラック ホワイト」

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 「ポケットモンスター ブラック」、「ポケットモンスター ホワイト」の最新情報は「ポケットモンスター ブラック ホワイト」のページもご覧下さい。

コメント

  1. 匿名 より:

    やっぱりNYか。
    初の海外舞台なのにイメージ的にヨーロッパやアメリカを差し置いて中国なわけがない。

  2. ほょはゃ より:

    いろいろ考えてるんだ、えらいよ皆さん。

  3. クラウザー より:

    手を抜いてたわけじゃなかったんだ

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